安田 清貴 さん
所 属:鹿島学園川内校
学 年:2年生
留学先:モンテネグロ
留学目的:サッカー留学
留学時期:2018年9月中旬より1ヶ月
モンテネグロでサッカー留学とFKアドリアを経営している鹿児島出身の大迫さんにお世話になり、
安田君が1か月間留学してきました。
帰国後に彼と会う機会があったため、インタビューをしてきました。
(FKアドリアのホームページにて、安田君の記事も掲載されています)
https://fkadria.eu/
「来年の冬には、プロテストのトライアウトでチャレンジします!」
モンテネグロ・サッカー留学の感想を聞いた時の彼の決意だった。
去年は色んな事があり、サッカーと高校を辞め、通信制学校の鹿島学園川内校に転校。
目的がはっきりしない中で、サッカーだけは続けていた。
そんな時、モンテネグロのサッカー留学と高校卒業すれば、プロテストのトライアウトがあると聞き、真っ先に、「行きます!」と答えたのが、2018年7月。
それから、2か月後の9月中旬から1か月間モンテネグロに旅立った。
最初の何日かは、言葉は通じない!サッカーは当たり負けする!
ホームシックになりました。
と彼は言う。
宿は、日本人の同じ志を持っている留学生と共同生活。
自分で食事を作り、洗濯をして、掃除をする。全てが日本ではやっていないことであった。
「やっていくうちに、できるようになり、帰国後は自分で動けるようになりました」
と笑いながら答えた。
サッカー以外で成長できたことを尋ねると
「自分で考え、動く習慣がつきました。モンテネグロでは仲間はいるが、自分が動かないと飯も食べられない。日本にいるときは、考えもしなかったし、それだけ恵まれている。」
このモンテネグロ・サッカー留学は、サッカーだけでなく人間育成にも力を入れており、あえて自由の中に不自由も与えている。
だから、彼はこの留学では、「考える力と行動力の大切さ」という新たな視野を持てたようだ。
サッカーは、どうでしたかと尋ねると
「あたり、激しさ、勝負強さ、こんな形で個人の力が大切なことは今まで感じた事がなかった。これらがないと、技術は活かせないため、サッカーする上での勝負の基礎を教わりました。日本にはない、凄さでした。」
また彼は、言う
「サッカーをすることで現地の友達ができ、帰国後は翻訳サイトを使いながら、メールのやり取りをしています。」
サッカーを学ぶことも大切だが、サッカーを通して、サッカー以外の世界を得られた事も彼には刺激的だったようだ。
だから、彼は
「来年、高校を卒業したら、絶対また行きます。プロを目指し、トライアウトを受けます!」
と、自分で見つけた目標を力強く語った。
1人で日本から飛行機を乗り継ぎ、やったこともない食事の準備や洗濯などをこなし、サッカー技術以外に教わったものも、相当大きかったようだ。
またサッカーは日本だけじゃない、世界のどこにでもあると視点が広がった。
何も不自由しない現状から、自分の夢のため、成長のために飛び立つ勇気
それを自らの考えで実行した安田君は、行く前より、逞しさを感じた。
好きなものを通して、海外で学ぶ、成長する安田君のような若者をもっとサポートしていきたい、彼から学ぶことであった。
(インタビュー場所は、鹿島学園川内校)